
江戸時代の伊万里焼の器。
こういうものは、使ってみるとよさがわかる。重さも手ごろだし、絵柄も見飽きない。現代の大量生産の焼き物は味気ない。
買いたかったが、我慢した。すでにもっと安い骨董の焼き物を使っている。
この焼き物を眺めていると、女性店主が声をかけてきた。

本来は骨董屋なのだけれど、古着を扱っているとのこと。雛人形も置いてあったが、娘は嫁いでしまったので必要ないし、置き場所がないと、買えない言い訳をして、コロナ禍でも頑張るよう激励して去った。
短い時間の会話だったが後味は、さっぱりしていてよかった。
「三希」は、清の乾隆帝が入手した希少な三つの書に由来すると、帰宅してから知った。
銀座にいた数時間は温暖な晴天。雲ものどか。

銀座の雲も骨董の皿もつややか 夏石番矢
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