芭蕉、山頭火、番矢

M大学H学部「比較文化」(俳句)の2021年最後の授業で、松尾芭蕉、種田山頭火、夏石番矢の俳句について講じる。

これまで世界に広まった俳句創作を概観して、それでは日本の俳句の重要なポイントとなると、この3人に絞られる。この3人の俳句の本質を理解していれば十分だ。そうでなければ、何も日本の俳句について知らないことになる。

この授業は、とくに60代の女性の聴講生の反応が感動的によかった。

夏石番矢については、平川祐弘東大名誉教授の「産経新聞」「正論」の2021年8月3日付け記事の校正をコピー配布。

このコピーには、平川先生の自筆コメントが記入されている。

平川祐弘 空飛ぶ法王 産経新聞 2021 080320211223_10560506.jpg

思うに、芭蕉も、山頭火も、下劣な多数派にこびず、孤独な独自の道を貫くことによって、すぐれた俳句を残し、国内外の根強い読者を持つ。私も、これにならいたい。

この記事へのコメント

  • やまだ

    三人の中で山頭火と番矢だけが「下劣な多数派にこびず、孤独な独自の道を貫く」に該当する。芭蕉は違う。ただし、三人の中で、句のレベルは芭蕉と番矢が優れていて、山頭火は劣る。
    2022年01月30日 00:04
  • Fujimi

    コメント感謝。新記事はSeesaaブログにアップしております。
    2022年01月30日 13:54

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