M大学H学部「比較文化」(俳句)の2021年最後の授業で、松尾芭蕉、種田山頭火、夏石番矢の俳句について講じる。
これまで世界に広まった俳句創作を概観して、それでは日本の俳句の重要なポイントとなると、この3人に絞られる。この3人の俳句の本質を理解していれば十分だ。そうでなければ、何も日本の俳句について知らないことになる。
この授業は、とくに60代の女性の聴講生の反応が感動的によかった。
夏石番矢については、平川祐弘東大名誉教授の「産経新聞」「正論」の2021年8月3日付け記事の校正をコピー配布。
このコピーには、平川先生の自筆コメントが記入されている。
思うに、芭蕉も、山頭火も、下劣な多数派にこびず、孤独な独自の道を貫くことによって、すぐれた俳句を残し、国内外の根強い読者を持つ。私も、これにならいたい。
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やまだ
Fujimi