散歩の小発見54 火事跡での会話

2021年1月、富士見市で火事跡を二件見かけた。一件はすでに記事に書いた。

散歩の小発見 号外 火事
https://banyaarchives.seesaa.net/article/202101article_8.html

もう一件は、お気の毒で書けなかった。

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しかし、その火事跡を通りかかったとき、外国人解体労働者にご婦人がどなっているのに出くわした。聴くと、燃えた三軒の家の一軒の住人だった女性ご本人。

解体前
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解体後
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猫が数匹いた家。この家は延焼で全焼。ご婦人は仮住まい中。猫は逃げて戻ってこないとのこと。火元は隣の老夫婦の小さな家。女性は火災保険に入っておられたので、今後は困らない。解体業者にどなっていたのは、自宅跡に入れないから。

慰めのことばをかけて、現場を去った。

火元の解体未完の家
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  猫は火から家から逃げ女はどなる

  火事場から逃げた猫のようなわれらの記憶

  火が消すこの線路そばの小さい家

  火山灰の土地に痕跡残さない生活 夏石番矢
























参照
散歩の小発見53 交差する雲
https://banyaarchives.seesaa.net/article/202103article_13.html

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