新型コロナウイルス蔓延は、さまざまなことを考えさせてくれる。
このウイルス流行は、2019年後半からの米中経済戦争の本格的開始よりやや遅れたが、ほぼ同時期ともいってよい。生物兵器だとしても、この米国と中国という大国の双方に、深刻なダメージを与えている。
両大国は、膨大な軍事費を誇るが、新型コロナウイルス蔓延には、軍隊はほとんど無力だ。中国では、大量の死体焼却に陸軍が動員されたとの憶測も流れた。
そして、大国としては信じられない、それぞれの医療のお粗末さが露呈した。
患者の負担費が増えてはいるが、日本の国民皆保険制度のほうが、米国のほったらかしの医療制度よりは、ずっとすぐれている。
中国については、ウイルス発生と蔓延の責任を取ろうともしない。感染者数や死者数も過少に発表している。
大国は、張り子の虎である。
大きな国から微小な王冠の嵐 夏石番矢
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