芳賀徹東大名誉教授がさる2月20日(金)に亡くなった。胆嚢癌とのこと。
昨年2月は、この方のおかげで、勤務先のM大学に辞表を出して、パリ開催のクローデル『百扇帖』シンポに出席した。私も手術後7か月で、体調万全ではなかった。シンポでは、司会を務めたこの方の言動は、まさしく滅茶苦茶で、「国辱」ものだった。
東大名誉教授であろうが、どういう賞をもらおうが、人間としての良識を失い、根拠のない肥大した自意識を振り回し、さまざまな行事を混乱させるのは、みっともない。ああいう老人を放し飼いにしている家族や学会も、問題だ。
修士論文の指導教官、頼まれ仲人などの恩義は、あるものの、人は晩節を汚してはいけないという悪い見本を見せられた。
おそらく、あまりレベルの高いあの世へはいらっしゃれない。幽体はまだこの世で迷っておられるのではないか?
死去よりも、このことの方を悲しむ。
その魂は桃の園には入れない 夏石番矢
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
calme
Fujimi
Fujimi