昨年9月開催の創立20周年記念第10回世界俳句協会大会でいただいた、国立ハンガリー文化基金発行の雑誌「PARNASSZUS」第25巻第2号(2019年夏)に、夏石番矢の略歴とハンガリー語訳俳句が掲載されていた。
この略歴執筆とハンガリー語訳をしてくださったユディット・ヴィハルさんから手渡されたままにしていて、自分のページがあるのにいまごろ気づいた。
見開きページに掲載された13句のうち、左にはハンガリーでの3言語句集『犬 50俳句』(2019年)からの、
階段上るロミオのようなダックスフンド
「お帰りなさい」地獄の門にポインター
などが選ばれている。
右ページには、句集『地球巡礼』(1998年)収録の、
13階を探すニューヨークの夕べ
日曜のミラボー橋を羽毛飛ぶ
が登場している。
私の俳句は、作者の手を離れて、さまざまな言語へと「巡礼」し続けている。
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