エドワード・レビンソン写真展リセプション

2019年11月15日(金)夕方、西新宿のオリンパスギャラリーで初日の、

エドワード・レビンソン写真展リセプション

に鎌倉佐弓とともに出席。

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レンズを使わず、ピンホールを使い、ISOでデジタル撮影した写真が並ぶ。展示された作品は、すべて東京で撮ったもの。

高性能な機器を使用した写真が多い中、あえてぼやけた写真を撮影し続けるレビンソン氏の忍耐強い美学を感じる。来日40年目とのこと。

一点一点よりも、これだけ数があると、撮影者の心というよりは、私たちの記憶の底に眠っている東京の残像が、一週間という短い期間だけ、突如浮上した印象を持つ。

Edward Levinson, Spots of Lights-Tokyo-(Solo Hill Books, 2019)を一冊購入する。この本に収録された写真を見て生まれた俳句。

  木の下に十字架いや石灯籠いや巨人の影

  足、傘、柱はその通路上では同じ

  東京の桜の花は癌細胞のようだ

  曲がった東京タワーの前を白雲が通過する

  うしろ姿の少女の足元は星雲  夏石番矢

この記事へのコメント

  • ぼやけた写真

    早ければ月曜に行ってみるつもりです。レビンソンさんが何を言いたいのか、あるいは伝えたいのかを知るためです。対象との間の何処に撮影者があり得たのか。もしあり得たのなら、現在の彼の時間にとってその場所はどのような意味があるのか。直接会話が可能なら、生まれ育った米国や東京・鴨川との関係も聞いてみたいところです。
    2019年11月16日 19:33

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