屋根裏部屋に置かれた青い段ボール箱は、1974年に上京してからの雑多なものが詰め込まれ、自分でも何が入っているのか見当がつかない。1974年から1980年代はじめまでのものが入っている。
内部にある、小さい茶封筒を開けてみたら、さまざまな切符やチケットとともに、モノクロ写真が出てきた。
1984年ごろの撮影だろう。結婚し、埼玉大学教養学部に専任講師になりたてのころだとわかるのは、ネクタイ。新妻に見立ててもらって買った1本。しかし、撮影者も、撮影場所も不明。
1984年4月に埼玉大学教養学部に専任講師として就職したて、新婚ほやほや。太っているので、姫路市で結婚式を挙げた3月31日以降数か月だろう。
それでもしかし、悩みは深かったが、とてもそうは見えない。
青い箱から自分が出てくる春の嵐
若い自分をモノクロの断崖に発見せり 夏石番矢
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