娘の自転車

2019年の正月、娘がわが家に寝に帰ってきている。風呂は近くのアパート自室でゆっくり入る。

わが家との往復は、自転車。

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自転車は昨秋コンクリートを補修した駐車スペースに置いてある。

この自転車も、わが家、娘のアパート、駅前の駐輪場の3か所でこれまで見てきて、さまざまな思いを抱いてきた。

来年はおそらくわが家ではもう見られなくなるだろう。

  見つめていた濡れた虹色の自転車  夏石番矢

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