20189月13日(木)午後、山の上ホテルで開かれた春陽堂書店主催の、
第1回種田山頭火賞授賞式・懇親会
に出席。
受賞者は暗黒舞踏の麿赤兒(まろ・あかじ)さん。
授賞式全部と懇親会冒頭に、鎌倉佐弓とともに顔を出す。
俳人に対してではなく、山頭火の「生きざまを彷彿とさせる人を現代に探し顕彰する」賞。
麿さんの受賞には異論はないが、第2回からは選考がむずかしくなるだろう。
国際正岡子規賞も終わってしまい、松尾芭蕉賞もあるのかないのかわからない。種田山頭火賞は続いてほしいが、主催者の春陽堂書店に継続させるだけの見識と力量はあるのだろうか?
プレス優遇の運営で、ゲストは名札に名前もなく、とてもいごこちが悪かった。春陽堂書店にはこういう会を開くノウハウがないようだ。俳人では齋藤愼爾さんぐらしか知り合いはいなかった。麿さんの友人の四谷シモンさんもその瘦身を見せていた。
唐十郎、土方巽など、戦後のアングラ演劇や暗黒舞踏の流れを組む麿さんの実物を拝見できたのはよかった。奈良生まれの麿さんは、強力の僧兵のような怖そうな顔をしているが、性格は剽軽なところがある。
また、化粧映えのする顔で、すぐれた演出によってパノラマ的舞踏が展開できたのだろうと推測できた。
麿さん率いる大駱駝艦のポスターは、学生時代によく見かけたが、忙しくて一度も観に行ったことがない。
土方巽の未亡人、元藤曄子さんとは、私は少し交流があった。
黒たてがみ揺れて流れ星飛び散る 夏石番矢
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