2018年3月26日(月)、前日の国際シンポが終わり、JR茨木駅近くのホテルに逗留しながら、北河内の神社を巡る。
京阪本線牧野駅で降りて、徒歩で、
片埜神社
に到着。京阪本線はなつかしい感じのする私鉄。関西の一時代前のモダンさ、あるいはひなびたみやびとでも言おうか。
その門前に意外な歴史的な墓があり驚くが、これについては別記事で。
古代の淀川左岸(南岸)、あるいはさらに古くは大阪湾の南東岸は、交野ヶ原と呼ばれている。
この「交」(かた)は、
潟、片に通じるだろう。現在の生駒山系近くまで、海、あるいは川が迫り、低湿地とわずかな平地が南西から北東へ細々と伸びていた。
交野ヶ原のほぼ東北端に、片埜神社はある。
この南西の丘に、百済王神社がある。
さまざまな妙雲(3)百済王神社
https://banyaarchives.seesaa.net/article/201804article_6.html
片埜神社の北東には、継体天皇の宮殿のあった樟葉がある(ここはまだ訪れていない)。
現在の片埜神社は、四方を築地塀に囲まれ、立派な南門と東門のある風格ある神社。これは大坂城の鬼門(東北)にあたるので、豊臣氏が厚く祀ったためらしい。
築地
東門
鳥居と南門
本殿は、豊臣秀頼の命により建てられ、華奢な優雅さが漂う。
主祭神は、出雲系の土師氏の祖神スサノオ。もっと違う来歴が、このあたりにある気がする。
角ある人が角ある風を追う岸部 夏石番矢
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