2017年四大陸フィギュアスケート選手権(ISU Four Continents Figure Skating Championships 2017)の男子シングルは、17歳の中国系米国人ネイサン・チェンが、2位の羽生結弦を抑えて優勝。
やはり、本格的4回転ジャンプ時代が到来し、難度の高い4回転ジャンプの成否が勝敗に直結することになった。
絶対王者と呼ばれたパトリック・チャンは過去の人に。また、4回転ジャンプの難度の高さで、チェンや宇野の後塵を拝している羽生も、立場があやうくなった。
羽生も今回、SP、FSとも2回転になった4回転サルコ―が1つ成功していれば、優勝だった。
昨シーズン、今季がこういう展開になると、誰が予想しただろうか?
3月ヘルシンキ開催の世界選手権では、羽生優勝の可能性もあるが、来年2月の平昌オリンピック優勝最有力は、ネイサン・チェン。
チェンの急上昇が、男子シングルを面白くしている。残り1年間の選手生活となった羽生がこれにどう対抗するか。
SPはライストでフリーズなしで観戦。観ていて心臓がドキドキ。FSはライストが観られなかった。日本の放映権を独占したフジレレビが邪魔をしたのだろう。
氷上の韃靼人に黒い心臓も踊る 夏石番矢
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