11月27日(日)午後5時から10時まで、池袋・西武8Fの狗不理で、シリア出身の詩人モハマド・オダイマさんと会食。このレストランでは2回目。
すでにオダイマさんがアラビア語訳した鎌倉佐弓の俳句についての質疑応答を軸に、夕食。
この会話から、いくつかわかったこと。
1
鎌倉佐弓の俳句には雲が多く登場する。
2
格助詞が、2重の意味を持つことがある。
3
源氏物語のように、主語が突然変化する。
4
句の切れが、かなり意外なアナロジーを秘蔵している。
5
女の恐ろしさが無意識に書けている句がある。
6
これまでの日本の女性俳句にない形而上性がある。
これらは鎌倉佐弓のインドで出版の句集『七つの夕日』
Seven Sunsets
https://www.cyberwit.net/publications/561
の全アラビア語訳作業から、はっきり浮かび上がってきた。
オダイマさんは、すべてのジャーナリズムは嘘ばかりと断定し、夏石の「空飛ぶ法王」俳句は、後世誰もが知っていることになるだろうと予測。
また、どの国でも現代詩は同じで、サラダのようでつまらない。すべて消えるだろうと。
こう指摘しながらも、オダイマさんは暖かく落ち着いている。
また、来年10月19日(木)開催の、
吟遊創刊20周年記念レユニオン(仮称)
でのオダイマさんの役割も決まる。
参照
吟遊創刊20周年記念イベント一覧
http://banyahaiku.at.webry.info/201610/article_31.html
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