これから癌手術のYさんに短冊 片言ではない俳句

月末に癌手術を受けるJ・Yさんのために、短冊を書く。

「未来より」の一句(画像なし)。

この俳句は、この場合、癌細胞撃破を暗示していると解釈できる。

俳句は、坪内稔典のいうような「片言」では決してない。不十分な意味性として俳句を限定するのは、坪内俳句と彼の学問のレベルがそうだからだ。

むしろ、「わざ言」、「はつ言」というべきかもしれない。

「片」の部分性、欠損性、不十分性。それを超える「わざ」とは? 「はつ」とは?

これは今後、しっかり考えてゆきたい。

  さくらんぼ欠けた小皿で河馬踊る  夏石番矢

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック