「好きこそものの上手なれ」の真意

「好きこそものの上手なれ」

ということわざは、誰もが知っているだろう。だが、その真意を理解している人は少ない。

これについて、

俳句雑誌「鬼」20周年記念祝賀会
https://banyaarchives.seesaa.net/article/201605article_23.html

の祝辞で述べた。

ある物事を本当に好きな人と、それを虚栄心などで利用している人は、似て非なる存在。その道の偉い人にも、後者が結構いる。

前者は、老いても若々しい。嫉妬心は少ない。

後者は、老い方に消耗や下品さが加わる。嫉妬心の塊。こういう人の仕事は残らない。

いまは、前者がいないわけではないが、後者があらゆる分野にはびこり、その分野を劣化させている。

  風呂場の黴のような嫉妬この世に  夏石番矢

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