夏石の俳句100句以上のアラビア語訳仕上げのため、オダイマさんからの質問に答えた。
オダイマさんは、こういう感想を述べてくれた。
たくさんの文化が入っている俳句。
普通の日本人はわからないね。
おめでとう!
これはとてもうまい。
いいアラビア語になった。
オダイマさんは、アラビア語、フランス語、英語、日本語が堪能。各文化にも詳しいので、夏石の俳句に、さまざまな文化が取り入れられていることが理解できる。
私も、質問に答えながら、自作俳句に関係する、出雲、パリ、ブルターニュ、トルコ、チュニジア、モンゴル、ニューヨークなどでの体験を語り、これまでの句業を回顧することができた。
二人に大笑いが生じたのは、次の2句について会話しているとき。
チュニジアンブルーは詐欺を軽くする
オダイマさん曰く「何かありましたか?」
夏石「チュニスに到着した日、詐欺師にひっかかりました」
オダイマ「よくあることです」
夏石「チュニジアの建物の青はきれいですね」
テレビに巨根踊るマンハッタン零下
オダイマ「巨根は何ですか?」
夏石「大きなペニスです。ニューヨークの深夜、テレビ番組に男が出てきて、裸で踊るんです。それであそこが揺れるんです」
いずれも句集『地球巡礼』(立風書房、1998年)収録。
「空飛ぶ法王」俳句もいいアラビア語になったとのこと。「法王」はアラビア語で、「アル・ババ」。「パパ」がアラビア語で「ババ」になる。
アラビア語訳完成が楽しみだ。アラビア文字が読めるようにならなければ!
参照
夏石番矢100句アラビア語訳
https://banyaarchives.seesaa.net/article/201512article_7.html
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