という、夏石番矢の国際会議参加歴の初期に、伊丹三樹彦さんとご一緒した。
伊丹三樹彦
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E4%B8%B9%E4%B8%89%E6%A8%B9%E5%BD%A6
旅をともにすると、その人がかなり理解できるようになる。
私の印象は、かなり人へのサービス精神旺盛な俳人。また、戦後日本社会の開放感を保とうとする俳人。
俳句に関しては、いまひとつ集中性がなく、写俳のパイオニアらしく、スナップショット的な句が多いと思う。
6月1日(月)、ひさしぶりでご自宅にお電話してみた。95歳になられ、杖を突きながらも、自力で歩いておられるとのこと。慶祝!!!
ところで、伊丹三樹彦さんとご一緒したイタリアでの写真。1995年6月17日、撮影場所不明。食事のときの写真。
三樹彦さんのお隣は、「青玄」同人(当時)関戸美智子さん。その右は夏石。
現代俳句協会派遣団団長は伊丹三樹彦、副団長が夏石。いまから20年前で、39歳だったので、夏石も頭髪が多かった。
三樹彦団長は、移動中の貸し切りバスで、「髭爺さん」のパフォーマンスをされた。これが一番強く記憶に残っている。
この旅のさい、次の俳句を作ったのたと思う。イタリアを蜿蜒とバスで縦断した。
イタリアの大麦秋を蛇行せり 夏石番矢
句集『地球巡礼』(立風書房、1998年)所収。
この旅を思い出して、一句。
麦秋やあごひげが撒く俳句の種 夏石番矢
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