『平家物語』の読了後は、寝る前に『義経記』(日本古典文学大系、岩波書店)を読み始める。
牛若の次ぎの名の「遮那王」は、毘盧遮那仏に由来するだろう。ただ、作り事めいている。
元服後の名「義経」は、父源義朝の最初の一字と、鞍馬寺で、仏典(お経)を幼児から学んだことに由来するのではないかと、気付く。
お経だから、「つね」と訓む。『平家物語』にも『義経記』にも記述のない命名の根拠。
しかし、義経の生涯は、不明な部分多く、また寧所にいとまがない。合掌……
馬の背で見た千の夢も灰に北の丘 夏石番矢
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