シスレーの雪の絵

10月15日(水)昼過ぎ、出講前に、国立新美術館の

オルセー美術館展
印象派の誕生――描くことの自由

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を観る。在外研究期間中パリにいたとき、あまりオルセー美術館には行かなかった。

ルノワールとセザンヌは、やはり他の印象派とは画然と違う。写実からの離脱と展開があるからだろう。ゴッホがないと盛り上がりに欠ける。

アルフレッド・シスレー (Alfred Sisley)の

≪ルーヴシエンヌの雪≫(La neige à Louveciennes、1878年)に、「日本」を強く感じる。何か元になる浮世絵があるのだろうか? カタログには言及がない。

たとえば、遠景に寺社があり、両側に続く塀の間を人がぽつねんと歩き、塀の内側の木々が雪をかぶっている構図。何かありそうだ。

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  異国の雪道一人歩むは私でないか  夏石番矢

この記事へのコメント

  • 花田

    こんばんは。
    そう言われると、そう見えてくるから不思議なものです。
    中央の人物が羽織袴のお侍さんに見えてきました。
    失礼致しました。
    2014年10月17日 00:49

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笠松紫浪の「夜雨不忍池」
Excerpt: 笠松紫浪 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%A0%E6%9D%BE%E7%B4%AB%E6%B5%AA
Weblog: Ban'ya
Tracked: 2014-10-31 17:38