八木忠栄詩集『雪、おんおん』への俳句

7月27日(日)、東京・板橋開催の第17回吟遊同人総会、

第17回吟遊同人総会プログラム
https://banyaarchives.seesaa.net/article/201407article_29.html

後半、吟遊懇親会で、八木忠栄さんの新詩集『雪、おんおん』(思潮社、2014年6月、本体価格2400円)へ捧げる俳句を、吟遊同人が朗読する。すぐれた詩集だ!!!

私も、次の俳句を朗読することに。最初と最後から2つ目以外は、このブログ2月の記事から。最初の句以外は、活字未発表。

八木忠栄詩集『雪、おんおん』への俳句

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夏石番矢

降る雪を仰げば昇天する如し

    *

大雪や歴史を消された民への英文

雪解け修羅場屋根から天使の墜ちる音

からだは音符にも蝋燭にもなる北の帝国

新品を回収し廃品を配布する大雪の日本

氷の上で帝王停止 背骨は断崖

大雪や道の上には細道つづられ

猛吹雪の音楽に引きずり込まれ小人に

残雪や赤い地図から彼女消ゆ

骨から炎骨から音楽氷の上

増えてゆくスマホ奴隷に雪とセシウム

    *

末法の末法の末法で雪解け


七月末に、雪の句を朗読するのも、季節外れというよりは、かえって風流かもしれない。

実際の朗読光景。2014年7月27日(日)、板橋グリーンホールB1 レストラン サンイチ

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第17回吟遊同人総会アルバムから
Excerpt: 2014年7月27日、第17回吟遊同人総会、無事完了!!!
Weblog: Ban'ya
Tracked: 2014-07-29 04:43

八木忠栄詩集『雪、おんおん』は楽しい!!!
Excerpt: 八木忠栄詩集『雪、おんおん』(思潮社、2014年6月)は、いい詩集だ。
Weblog: Ban'ya
Tracked: 2014-07-31 00:29