谷中の筆

5月8日(火)午後、上野の美術館・博物館が休館だったので、谷中へ向かった。そこで、谷中1丁目の、

田邊文魁堂

に入る。書道用品店。店主の田邊祥男さんが、筆を作っている。いろいろ話をしながら、購入したのは、筆2本と墨。値段は、マル秘の方法でプライスダウン。

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田邊さんは3代目で、後継者がいない。もったいない。奇しくも、明大政経学部卒。明大校友会のことも話題に。店頭にあった俳人の色紙カタログをもとに、品定めする。文化勲章を狙っている今年94歳になるT・Kさんの字は、

「いばってるだけ」

さすが、谷中の職人さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! よく見てらっしゃる。その他の品評については省略。

翌5月8日(水)朝、このうちの筆1本と墨で、「空飛ぶ法王」色紙を書く。ある人へのお礼に。

  筆の腰に江戸の美女三人座ってる  夏石番矢

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