『古事記』ノート(1) 革命者としての天武天皇
https://banyaarchives.seesaa.net/article/200805article_11.html
少人数で、『古事記』を毎年、漢文の序から読み、ある程度ゼミ生に読み方を習得してもらってから、『古事記』に限定されない自由テーマで、ゼミ生にレポートを課している。
2012年で5年目。『古事記』の読み方も、かなり変化し、意外な複合性、意外な世界的関連性にも遭遇する。6月27日(水)には、蛭子の葦船と淡島の短い記述から、出雲、南島、台湾、オセアニア、南米、インド、エジプトにつながる解釈ができるようになった。
津波は去って耳のなかから粟粒 夏石番矢
今年は、ゼミ生への配布資料が多い。
『古事記』に見られるように、日本は単一ではなく、かなり込み入った複合性がある。『日本書紀』のみならず、『旧事紀』を読み合わせると、別な地平が開ける。
そして、現在の状況が『古事記』に予記(予言ではなく)されていることがある。決して、時代遅れの遺物ではない。
参照
古事記ノート(15) 台湾の神話を読む
https://banyaarchives.seesaa.net/article/201206article_28.html
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