消えゆくもの

消えゆくもの、いとをかし。筑波の道(注 俳句のこと)をきはめんとしたる、をのこ、めのこ、すさまじく老いて、いまははや露の命なる。また、太き黄金(こがね)の兜の大将に、ひきづりまはされたるものども、いとあはれなり。

この黄金の大将、さも見苦しき死にざま、後の世に語られん。

    消えゆくは霜のみならず未完の楽譜  夏石番矢

この記事へのコメント

  • ダイハード

    あわわ(冷汗)さすがにわたしにもわかりました。おそるべき黙示録なりや・・・・心せねば!
    「未完の楽譜」は老成の感があります。
    2009年02月10日 12:08
  • Fujimi

    ここには具体的な人物が隠されています。わかっていませんね。
    2009年02月11日 22:22
  • 獅子鮟鱇

    会うたびに身内を固め主宰言う-共に墓へと夕陽踏まむと
    2009年02月11日 22:25

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「吟遊」第42号の日英版「ハイブリッド天国」20句を送付
Excerpt: 「吟遊」第42号の締切は、3月15日。昨日、「ハイブリッド天国  Hybrid Paradise」20句を、このブログから集め、英訳し、磨き上げして、七月堂へ送付。
Weblog: Ban'ya
Tracked: 2009-02-26 17:13