「吉本隆明語る」の結論 俳句の力

1月4日(日)午後10時から11時半まで、NHK教育テレビで、ETV特集「吉本隆明語る」を見る。

吉本隆明さんとは、「俳句空間」No. 17(弘栄堂書店、1991年6月)誌で対談し、「新潮」1993年10月臨時増刊号「短歌 俳句 川柳101年」の座談会でお話したことがある。

吉本さんのこれまでの探求の結論は、沈黙を根や幹とする、短い自己表出としての、芭蕉の俳句のすごさ、そして知識やことばを多く持たない古代人の表現の強さだった。

これは、私の考えと基本的に一致する。季語や定型の制約内でことばを殺すのではなく、ことばを最大限に強くする詩のエッセンスとしての俳句。


参照
新潮文庫『詩の力』届く
https://banyaarchives.seesaa.net/article/200812article_36.html

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