『古事記、俳句、空飛ぶ法王 ――短さと世界性をめぐって』
夏石 番矢(世界俳句協会ディレクター)
■2008年12月27日(土)19時~
8世紀に編纂された『古事記』は、謎多いテキストだが、そのコンパクトで短い記述に、多元的な世界が、大胆で独創的な配置によって、詰め込まれている。その短さのなかに潜む意外な多元性や世界性がおもしろい。実はこれは、単純で大胆な浮世絵や俳句の魅力の雛形でもある。私の第12句集『空飛ぶ法王 161俳句』もまた、一見西洋的装いのもと、古事記のダイナミズムに直結している。その詩学の核心にも触れてみたい。
◆講師紹介◆
☆夏石 番矢(なついし ばんや)
1955年兵庫県生まれ。東大大学院修了。明大教授。国際俳誌「吟遊」発行人。
世界俳句協会ディレクター。河東碧梧桐賞、アズサクラ国際詩賞など受賞。
著書『全句集 越境紀行』『空飛ぶ法王 161俳句』など。
http://www.junkudo.co.jp/newevent/evtalk.html
ジュンク堂書店池袋本店地図
温故知新はすべてをつなぐ年の暮 夏石番矢
参照
『空飛ぶ法王 161俳句』ネット販売開始! すでに五つ星!
https://banyaarchives.seesaa.net/article/200811article_36.html
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Fujimi
Fujimi