日本語の問題 俳句の問題 月刊「俳句」廃刊予想

日本語について語るには、日本語以外について知らなければ、何も言えない。

日本語が美しいなどと、西洋コンプレックスの裏返しの寝言を言っていた、大岡信や丸谷才一は、結局何もできなかった。

折口信夫という歌人、国文学者、民俗学者のある種の直感は有効だったが、『古事記』に関しての彼の見解は、天之御中主神についても、まったく無効。敗戦後、神道の普遍化を考えたが、手に余った。この失敗の意味は大きいが、ほとんどの日本人は理解していない。

角川書店の創業者、角川源義は、折口信夫の弟子。

このラインから、まともな日本語に対する認識も、まともな日本の詩歌に対する認識も、生まれようがない。むろん、俳句に対するまともな認識も生まれようがない。

まともな基礎もなく、漂うものは、必ず消え去る。消えてゆくべきものは、消えてゆく。数年以内の月刊誌「俳句」の廃刊を予測する。

「週刊俳句」の西原天気(植田則夫)君は、そこまで見据えて、サイトを始めたのだろうか?

日本の敗戦後63年が、いかに虚妄に満ちていたか、これから日本人は考えざるをえないだろう。

  その角の川はどぶ川鼠も棲まず  夏石番矢


参照
「日本の阿呆編集者」
https://banyaarchives.seesaa.net/article/200711article_22.html
俳句雑誌編集者のレベル
https://banyaarchives.seesaa.net/article/200711article_2.html
「俳句朝日」「俳句研究」の廃刊についての感想
https://banyaarchives.seesaa.net/article/200707article_3.html
「俳句朝日」廃刊
https://banyaarchives.seesaa.net/article/200702article_5.html
句会や俳句結社の不毛
https://banyaarchives.seesaa.net/article/200610article_14.html

この記事へのコメント

  • K太郎

    消える雑誌の新編集長、そうとう「???」なようですね。
    2008年06月15日 18:58
  • 黒犬

    それ以前のおっさんだって、「???」で「XXX」。
    2008年06月15日 22:30
  • 塩じい

    歴代「???」じゃ!
    2008年06月16日 19:06
  • おばば

    角川学芸出版の消滅は、間近のようです。
    2008年06月25日 00:35
  • Fujimi

    戦後の虚妄は、原発でも証明済み。
    2011年09月18日 07:22
  • Fujimi

    月刊「俳句」廃刊、まもなくでしょう。
    2011年09月20日 00:43

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