ラトヴィア俳句を和訳する

「吟遊」第37号(吟遊社、2008年1月20日刊)のために、ラトヴィアのレオンス・ブリエディス父子の俳句を和訳した。英訳だけ送られてきたので、いくぶん英語を簡略化して和訳した。

I am not a man
But a brume
Its weight feels just azure

われ人にあらず

その重さは青空

Leons Briedis (1949- ) Latvia

*

Tomcats hustle
a kitty on the roof
walks alone

雄猫らハッスル
子猫は屋根で
一人歩き

Adrians Briedis-Makovejs (1982- ) Latvia

父の俳句の哲学性、息子の俳句の若いユーモアの違いが、興味深い。

こういう俳句を訳していて、日本国内の「有名な」俳人たちや、俳句総合誌が、いかに無意味かがわかる。

レオンス・ブリエディスは、ラトヴィアを代表する詩人。こういう人が、俳句を「抒情の宝石」と考えている意味が、どれだけの日本人にわかるのだろうか?

なお、レオンスの「抒情の宝石」という俳論は、『世界俳句2008』(七月堂、2008年1月)に、英語と日本語で収録される。


参照
「吟遊」第37号に「モンゴル紀行」をまとめる
https://banyaarchives.seesaa.net/article/200712article_39.html
リトアニア俳句を「吟遊」第37号に
https://banyaarchives.seesaa.net/article/200712article_37.html

ラトヴィア版句集『雲から声』最終送稿
https://banyaarchives.seesaa.net/article/200712article_26.html

「百万本のバラ」の原詩作者と「空飛ぶ法王」
https://banyaarchives.seesaa.net/article/200701article_13.html
ラトヴィア語版「空飛ぶ法王」60句
https://banyaarchives.seesaa.net/article/200704article_12.html
ラトヴィアの苦難の詩
https://banyaarchives.seesaa.net/article/200701article_14.html

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「吟遊」第37号校正中
Excerpt: 12月29日(土)、嵐山町より戻り、仮眠してすぐ、「吟遊」第37号の初校ゲラが届く。
Weblog: Ban'ya
Tracked: 2007-12-30 02:19

「吟遊」第37号初校返却
Excerpt: 越年の仕事、「吟遊」第37号の初校を、1月6日午後、七月堂へ返却した。鎌倉佐弓と校正を担当し、各執筆者のチェックを受けた原稿もある。
Weblog: Ban'ya
Tracked: 2008-01-06 14:04

ラトヴィアから招待状
Excerpt: ラトヴィアから、9月の行事についての問い合わせと、招待状が届いた。
Weblog: Ban'ya
Tracked: 2008-05-13 10:08

レオンス・ブリエディスへの色紙
Excerpt: ラトヴィアを、9月5日から17日まではじめて訪れる。同国のみならず、世界的に有名な詩人レオンス・ブリエディスのお世話になる。彼が翻訳・編集してくれ、息子さんの出版社が発行してくれる、夏石番矢句集『雲か..
Weblog: Ban'ya
Tracked: 2008-08-23 19:41