上都
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E9%83%BD
内蒙古正藍旗人民政府の役人の案内で、上都遺跡に車で入った。いまは、この古都のほとんどが草原となり、ところどころに、城壁や宮城の門の遺構が残っている。発掘したなら、もっといろいろなものが出土するだろう。
私は、宮城の入口内部付近の地面から、瓦の破片を拾い、持ち帰った。灰色に焼きあがった素焼きのかけらであり、瓦らしい曲線が見て取れる。
上都遺跡がある正藍旗人民政府の旗長、巴根那(バガナ)さんから、夕食会のさいに持ち帰りの許可をもらったので、写真をここに公表する。
何の変哲もない焼き物だが、世界帝国・元の夏の首都である上都の、宮城の瓦の破片を、私の書斎に置いていると思うと、不思議な気分になる。
灰色の上都の瓦を置く書斎 夏石番矢
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芙美子
Fujimi