年を取ったせいか、それほど欲しいものがなくなった。枯れたのでもないだろう。いかなる言語に翻訳してもすばらしい俳句を書きたいという願いは、強くなった、というよりは、私の日常の基本となった。
それでも、美しいものを身近に置きたいと思うこともある。このほど、油滴天目酒盃をようやく購入した。東武百貨店池袋店6階で、9月25日(火)夕方、明治大学の後期初授業を終えた帰路、手に入れたのである。うまくスキャンできなかったが、この酒盃の、内側と外側をお目にかけたい。
下の外側のスキャン画像がゆがんでしまっている。
作者は、京都伏見の鎌田幸二さん。面識はない。これで酒を飲みたいわけでもなく、天目の焼き物が、前々から欲しかったのである。
8月末に訪れたモンゴルでは満月のため、満天の星は眺められなかったが、油滴天目の模様が星空のようなので、それを満喫してみたい。
空盃や満天の星てのひらに 夏石番矢
昨夜は、中秋の名月。私の書斎からも眺められた。
空に名月手には天目わが俳句 夏石番矢
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油滴天目作者、鎌田幸二作陶展の案内状
Excerpt: このブログの記事、
Weblog: Ban'ya
Tracked: 2007-10-29 18:00
陶器展カタログ 鎌田幸二さんより
Excerpt: 昨年、油滴天目酒盃を購入したが、まだお会いしたことのない陶芸家、鎌田幸二さんより、『作陶40年 鎌田幸二展』(編集高島屋美術部、2008年4月9日)のカタログを、4月はじめに送っていただいた。
Weblog: Ban'ya
Tracked: 2008-04-17 14:43
鎌田幸二作陶展
Excerpt: 3月12日(木)午後、日本橋高島屋6階美術画廊開催の、鎌田幸二作陶展を見にゆく。初対面の鎌田さんとはじめてことばを交わす。
Weblog: Ban'ya
Tracked: 2009-03-13 01:48
この記事へのコメント
Fujimi
土田由紀
これは、「神仏」に、お茶を点てて差し上げるという、特別な作法になります。
天目茶碗と、決まっております。
また、天目茶碗に”台”を付け、お湯を注ぎ、
抹茶はお湯に降り注ぐだけで、茶筌でかきまぜたりは
しません。
油滴藥は 高温で焼かなければならないから
大変なのだと、陶芸家の友人が 言って おりました。
良いお品物、見せていただきました。
花田