哲学者アンリ・ベルクソンの「詩」

5月15日(火)午後の、中級フランス語の少人数授業。

フランスのユダヤ系哲学者アンリ・ベルクソン(1859-1941)

画像




L'AME ET LE CORPS

3ページまでたどり着く。

2ページ目の後半の次の文章が美しい。詩だ。俳句にしたくなる。まずは、フランス語の原文。

nous rayonnons bien au delà de notre corps : nous allons jusqu’aux étoiles.

これを和訳してみよう。

われらはからだのはるか彼方へと放射状に広がっている、われらは星々へと行き着く。

これは、人間の意識が物質やからだの限界を超える自由を表現している。20世紀初頭フランス知識人の、未来への可能性に対する確信が凝縮した詩的一節。

    意識は星々を撫で未来はしっかり二重虹  夏石番矢

参照
日本人の自発性? 私の自発性?
https://banyaarchives.seesaa.net/article/200705article_11.html
Corps とからだ M大学の授業から
https://banyaarchives.seesaa.net/article/200704article_23.html

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック