カジミーロと美智子皇后

2005年12月14日、在日スウェーデン大使館でのチカダ賞授賞式に、ポルトガルの詩人、カジミーロ・ド・ブリトー (Casimiro de Brito) を連れて行った。彼も、ちょうど来日中だったからである。

カジミーロ・ド・ブリトーさんを囲む会
http://www.worldhaiku.net/news_files/events/japan/casimiromeetingresult.htm

そのチカダ賞授賞式の前のパーティーで、カジミーロを美智子皇后に紹介した。皇后とは英語でお話した。最初は、スウェーデンの詩人と間違えておられた。カジミーロのことを、「ノーベル賞候補です」とも、ご紹介した。これがほんとうか嘘かは、自信がないが。

カジミーロは、この短い皇后との会話から、「あのようにエレガントな方は、世界でもめずらしい」と言っていた。

このほど、カジミーロから、美智子皇后の歌集についての問い合わせのメールが届いた。妻の佐弓の姉で歌人の鎌倉千和に尋ねて、『瀬音』(大東出版社、1997年)があるとわかり、そうカジミーロに返事した。
「皇后の短歌」の翻訳はあるかとも、カジミーロは質問してきたので、たぶんないのではないかと答えた。

宮内庁のホームページに、天皇・皇后両陛下の御歌(みうた)が掲載されているページがあり、

http://www.kunaicho.go.jp/gyosei/gyosei-00.html

皇后の近作御歌2首を英訳して、カジミーロにメールした。私は、美智子皇后の御歌には、前から惹かれていた。

カジミーロは、皇后のご病気のことを知っているのだろう。

私が英訳してみた2首を紹介しておこう。

この年の事無く明けて大君の相撲(すまひ)の席に在(ま)せるうれしさ

This year has begun
Without health trouble
My Emperor
On the seat for watching sumo wrestling
So a big joy!

初(うひ)にして身ごもるごとき面輪(おもわ)にて胎動(たいどう)を云ふ月の窓辺(まどべ)に

For the first time
Looks like pregrant
Her face
She talks of the movements of the foetus
Near the moonlit window

美智子皇后のご平癒を祈りたい。

参照
カジミーロとの連句
https://banyaarchives.seesaa.net/article/200701article_5.html

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カジミーロとの連句『虚空を貫き』出版へ
Excerpt: ポルトガル・ペン会長、世界平和大使、世界俳句協会顧問の、カジミーロ・ド・ブリトー (Casimiro de Brito) との100連句集、『虚空を貫き』の最終校が出た。
Weblog: Ban'ya
Tracked: 2007-03-29 06:53

『連句 虚空を貫き』完成!
Excerpt: ついに、カジミーロ・ド・ブリトーとの、4言語連句が、『連句 虚空を貫き』となって完成した。
Weblog: Ban'ya
Tracked: 2007-04-27 20:59

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Tracked: 2007-05-23 23:49