福本先生の野菜

このブログの記事のうち、淳心学院時代の恩師、福本泰雅先生に関する記事を、印刷して先生にお送りしたところ、お礼の手紙と先生が栽培された野菜が、宅配便で姫路市から今朝届いた。夜更かしして遅く起きてきた私は、驚きと喜びを同時に感じている。

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画像


里芋はまだ姫路の畑の土が付いているほど新鮮。赤蕪はまるまると太っている。
デジカメを私がうまく操作できないので、スキャナに載せられる野菜をスキャンしてみた。

    赤蕪太り猪太るうぶすな遥か   夏石番矢

このほか、大根や甘藷やビタミン菜(http://www.h6.dion.ne.jp/~sa3270/YA-bitaminna.htm)など、元気な無農薬野菜が箱に詰め込まれていた。俳人の風雅を示すように、蝋梅の花も一枝添えられてあった。早速、妻が花瓶に挿すと、芳香が部屋中に漂う。

同封された手紙には、私が送付した約30年前の学校での思い出を綴った記事を読み、「あのころ自分も青春の只中にあり、生徒も真摯だった。記事を読んで涙が出た」と書かれてある。福本先生の手書き文字も、独特の伸びやかさがあり、なつかしい。

私が定年退職祝いにお送りした「しめやかにわがうぶすなへ冬の旅」の色紙を額に入れて姫路市のご自宅に飾り、ときどき眺めてくださっているよし。
「うぶすな」とは元来、産屋(うぶや)の砂のこと。その「うぶすな」の野菜が、「冬の旅」をへて坂東の一隅のわが家に届いた。

    朝寝坊うぶすなからの蕪赤し        夏石番矢

福本先生は、定年退職後の自由な時間を活用して、ときどき上京して文学名所を巡り、泉鏡花や樋口一葉の作品も、ほぼ読み通されたそうだ。文学がほんとうに好きな方だと、改めて思った。

この記事へのコメント

  • 風花

    不思議な感覚の写真!まるで無重力の中にいるみたいです!
    産土の温かさが伝わってきました!
    2006年12月26日 09:37
  • Fujimi

    ビタミン菜を今朝食べました。ほんのり甘くておいしかったです。
    2006年12月26日 16:07

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