御所車に秋草の扇

中秋の名月が過ぎ、満月に兎の扇をしまう。 かわりに、御所車に秋草の扇を飾る。 駅のプラットホームからエノコログサが揺れるのを眺めた。秋草の繊細な曲線がいい。   種粒乗せ揺れる円弧が細りゆく 夏石番矢

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散歩の小発見28 夕日の坂

散歩というよりは、自宅から駅へ向かい、帰宅の途中によく通る短く曲がった坂道。かつては必ず駅や駅前への往復には上り下りしていた。 自宅への帰路では、まぶしい夕日へ向かって進むことになり、坂下で右へと曲がる。この道は新しい道。かつてはなかった。 坂下には十数年前まで、鉄筋の2階建てや高層の団地があり、そのなかの細い道を通って市道へと出ていたが、団地がなくなり、道路も変わり、私の通…

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「吟遊」第88号の再校校正

10月6日(火)夕方、「吟遊」第88号(2020年10月20日刊予定、吟遊社、本体価格1000円)の再校校正完了。 梅田印刷は、秋がとくに忙しいのか、再校が出るのが遅かった。私の「古事記論2」にスペースなどの問題が若干ある。 あと一息。 参照 「吟遊」第88号初校校正と人身事故 https://banyaarchives.seesaa.net/article/2…

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