茨城県からの梨

新しい姻族、茨城県のY家から、立派な梨が届く。 どっしりとした安定感がある。味も甘すぎない。   和尚のような梨かつては宙吊りだった  夏石番矢

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シーラカンスのマスコット

娘夫婦が、沼津へ新婚旅行。 そのおみやげに、シーラカンスのマスコットをもらう。 シーラカンスは、淳心学院高校生時代、「生きている化石」という散文を、国語の教科書で習った記憶がある。1970年代だろうか。 このマスコットは、妻の衣装ケースに飾る。   シーラカンスに無視されている新婚夫婦   驚けばシーラカンスは流れ星  夏石番矢

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月刊誌の終焉

ある読書家の人と話をしていて、講談社発行の、 「現代」 が廃刊になっていたことを知る。1992年7月号に随想「韓(から)のほそみち」を寄稿したことがある。 会話はさらに続き、「もう月刊誌は終わっていますね」と相手が言う。私は「週刊誌も終わっていますね」と続ける。 これは大不況の日本の出版界の変化と変質の表面を語っただけで、ある種の見せかけの虚栄が崩れただけのことだ…

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