縄文の造型方法 具象と様式の混在

縄文人の造型方法は、複合的。具象と様式が混在している。 東京・上野の国立博物館「特別展 縄文―1万年の美の鼓動」で展示されていた「動物形土製品」とネームに書かれた土器は、鳥をかたちどったもの。北海道千歳市出土。 口が明確に鳥のくちばし。鴨などの水鳥だろうか? 羽根や翼などは省略されるか縮小され、様式化されて表現され、胴体が鳥にはあるまじき大きさに拡大されているが、これは亀などでは…

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