太宰治の功罪

体調があまりよくないときに、太宰治を読むと次第に落ち込む。 この人の芯のなさ、未熟さ、くどい繰り返しに、物足りなさを感じるようになる。 もう一段階上の境地に達すべきところを避けて、情死してしまった。 『新ハムレット』『お伽草子』などの再話ものは、できがいい。   桜桃は種も残さず水の底  夏石番矢

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