電車に関西からの老婆一人

東武東上線で、池袋から鶴瀬へ帰るとき、老婆が隣に。顔を窓に寄せて食い入るように眺めている。お年寄りの必需品のシルバーカーを座った席の前に。 突然、「坂戸はまだですか?」と関西弁で質問された。 「まだですよ」と答える。 「あと何駅ぐらいですか?」 「ちょっと待ってください。これは快速か急行か、確かめますから。川越と川越市の先が坂戸です」 「お一人で関西からいらしたので…

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西陣の米菓子

京都・西陣の米菓子屋、宗禅から2種類の商品を注文し、賞味する。 チョコあられ 金襴 暦あられ 綴(つづれ) とくに金襴がいい。ベルギー製のチョコレートの殻の中核にあられが入っていて、味と触感の変化がこころよい。金粉がまぶしてあって、豪華な気分も。 綴れは12種類のあられを12か月に配した詰め合わせ。味の違いが楽しめる。 総体に気取った味ではなく、良質な材料で…

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「吟遊」第70号のため自作俳句「夢二百」英訳

「吟遊」第70号(2016年4月20日刊行予定、吟遊社)のため、自作俳句「夢二百」を英訳し、翻訳家E・Sさんに磨き上げを依頼した。 このブログ記事、2015年10月3日より2016年1月14日までと、「俳句界」2016年1月号掲載の「黒い心臓」からの33句。 参照 「俳句界」2016年1月号へ原稿 https://banyaarchives.seesaa.net/articl…

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