敷毛布
敷布団に敷毛布を敷いて寝るようになる。掛布団の下にも毛布。
未年生まれながら、足が冷える体質。
足冷えて遅れた電車を待てば三日月
毛布のなかに貧しいからだを横たえる 夏石番矢
ある悲劇
事情説明なしの、次の１句。
目頭から赤ワイン流れ前世からの口癖 夏石番矢
『義経記』を読み始める
『平家物語』の読了後は、寝る前に『義経記』（日本古典文学大系、岩波書店）を読み始める。
牛若の次ぎの名の「遮那王」は、毘盧遮那仏に由来するだろう。ただ、作り事めいている。
元服後の名「義経」は、父源義朝の最初の一字と、鞍馬寺で、仏典（お経）を幼児から学んだことに由来するのではないかと、気付く。
お経だから、「つね」と訓む。『平家物語』にも『義経記』にも記述のない命名の根拠。
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